弁護士とは?

弁護士、と聞いてもあまり馴染みがないなと思う方は多いのではないでしょうか?身近な存在というよりは、どちらかといえばテレビや新聞、ネットなどのニュースなどで目にすることが多いと思われます。どちらかと言えば敷居が高い、難しそうといったイメージが強いかもしれません。

ニュースやドラマで弁護士を見かける時というのは、犯罪者の弁護をしたり、やってもない事を疑われるという冤罪の人を助けようとしたりしているということが多いのではないでしょうか。これらはいわゆる「刑事事件」と呼ばれるものの一部で、そこでの弁護活動を行うのは弁護士の仕事の一つです。しかし弁護士が仕事として行っていることはこの刑事事件だけではありません。むしろそういったテレビで見かける弁護士の仕事は、ほんの一部分であると言っても良いでしょう。

弁護士の活動というのは実はかなり多岐にわたります。弁護士が仕事で行う分野は大きく分けると前述の「刑事事件」のほか「民事事件」というのもあります。

民事事件においては、例えば「離婚」、「債務整理」、「債権回収」、「相続・遺言」など様々な分野に細分化されていきます。こうして見ると、意外と自分にとって身近な部分もあるというわけです。「自分は結婚してないから離婚問題なんて関係ないよ」と思ったり、「お金は借りてもなければ貸してもないよ」と言う方もいらっしゃるかもしれません。しかしある日突然、莫大な遺産があることを知った、なんてことが起きる確率はゼロではありません。

また刑事事件の場合は、刑法を犯してしまったとされる人の弁護を行ったりするのが主な仕事になります。また被告人となる前の、被疑者の段階から、弁護活動を行ったりもします。こうした弁護活動の根底には、人権を擁護し、財産や自由、健康などを守るために、不正が行われないようにするという、より良い社会を作るための使命があるのです。

弁護士は法律事務所に所属してこれらの仕事を行っています。法律事務所は複数の弁護士が所属していることもあれば、一人だけで事務所を運営しているという場合もあります。法律事務所には弁護士以外にも、事務作業を行う事務員が所属していたりもします。法律事務所では法律相談を行ったり、書類の作成を行ったりしている他、裁判所で行われる裁判や調停に出向いたり、逮捕されたり勾留されたりしている人に面会するため、拘置所や警察署へ出向いたりもします。また弁護士が必ず所属することになっている弁護士会での委員会の活動に参加したりもするなど、様々な場所で様々な活動を行っています。